ドSメイドは基本普通の子
第3章 何故か…ファンが!?
客は私を置いてけぼりにしながら盛り上がる…
「ほら、並びなさいよ!美羽ちゃんと話がしたいんでしょ?!」
固まる私をその言葉が助けた!
「ら…欄さん!」
「あらあら、お行儀の悪いご主人様ですわね。躾し直しましょうか?」
「順さん!」
お客様の盛り上がりを征してくれたのは欄さんと順さんだった!
――――た…助かった!
「///はぅ!欄ちゃ~ん!」
「///順さ~ん!もっと、もっと僕ちんを叱って~!」
盛り上がっていたお客は二人の登場に寄って一変した
欄さんの厳しい言い方にうっとりする者、順さんの優しくも厳しい言い方に甘える者…
二人の人気は絶大だった
「ほら、美羽ちゃん!あそこのソファに座ってご主人様の話を聞いて上げて」
「はっ、はい!」
私も欄さんに言われ背筋を伸ばしてソファに座った!
「え?この椅子に?」
「ええ、そこはSメイドの席よ」