
ドSメイドは基本普通の子
第21章 教育者的指導!?
――――その頃“ドSメイドカフェ”では…
「は?――――美羽さんが…飛び出して行った!?」
スタッフルームで話し合っていた店長の早島とオーナーの北村に慌てて大平が飛び込んで来た!
「お?良かったじゃねぇ~か、連絡がついたんだろ?」
「いや!そんな様子じゃなかった!」
早島は嫌な予感が的中した…?と、背中が寒くなった!
「…美羽さん…この紙をばらまいたのが…誰か分かったのではないでしょうか……」
「は?アイツ…そんな事…一言も……」
「宮さんは美羽さんとプライベートでも、仲良しさんでしたからね…何か引っかかるものがあったのかもしれません」
そう言うと、紙に再び目線を落とす…
「…で、飛び出したって…事は…美羽ちゃん宮君に会いに行ったのか…犯人に会いに行ったのか……どちらにせよ、ヤバくないか?大河?」
早島は、オーナーの言葉にハッと席を立つ!
