ドSメイドは基本普通の子
第21章 教育者的指導!?
「そうですか――――…大学にも合格したことですし…それがいいのかも知れませんね…」
――――店長…
「寂しくなるけど――――…頑張りなさい…あんた、弁護士になりたいんでしょ?なら、勉強しないと!」
「――――えっ、なんで欄さんがそんなこと知ってるんだよ……って、和歌子か…?」
私は入院中の宮ちゃんから…将来の夢を聞いて――――…応援したいと思った!
だから――――…バイトをこんな形で辞めてしまう宮ちゃんには…
後ろめたく思ってほしくなかった!
「――――僕…頑張ります…ありがとうございます」
宮ちゃんは深々と頭を下げた。
「あっ、でも――――客として来ますからね!もちろん!“美羽推し”で!」
――――およよ?
「は?!そんなあまっちょろい考えで弁護士になれると思ってるか!?来るな!」
欄さんは私を背に隠して宮ちゃんをシッシッと手ではらう仕草した!