ドSメイドは基本普通の子
第22章 ちょっとブレイク!男たちの雑談?!
「はい、今日もお疲れ様でした。一息つきましょうか」
閉店後のドSメイドカフェ――――…
店長の早島は残ったスタッフと共にホールのテーブル席に座った。
「oh!店長サン!オ疲レ様デシタ!」
そこへスタッフルームから出てきたクリスが座った。
「はい、お疲れ様でした。クリスさんは今日はゆっくりですね」
「yes!コノ後、サークル仲間ト食事行キマス!時間モテ遊ビマス!」
「それを言うなら“時間をもて余す”だろう?あ~アップルパイ…余ったから食ってくれ!ほら!」
厨房の片付けを終えた大平が余ったパイを皿に載せテーブルに出した。
最近、苦手なパイを頑張っている大平の自信作だが…
女子受けはいいが…男性客はあまりパイを注文しないことが最近わかり始めていた。