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「ノー！宮チャン！？何故ニ？筋肉ハ裏切ラナイデスヨ！？」



「いや、裏切る裏切らないの問題じゃねぇ～よ…」


利宮はグイグイくるクリスを冷ややかな目で見てため息をつく。


「そうですよ…筋肉の需要は片寄っている気がします。現に…筋肉女子とか最近聞きますが…私の周りでは聞きません」



早島も筋肉の魅力が分からず北村の話を呆れながら聞いている。


「お？そうか？しかし、美羽ちゃんだっけ？彼女は最近筋肉に目覚めたらしいぞ！？

ほら、この間の変態退治で回し蹴りしたそうじゃないか、その時ヒットはしたけどダウンまでは取れなかったから鍛えようかなって…言ってたぞ？」



「「「 はあ！」」」



北村のビックリ発言に早島も利宮も、キッチンにいた大平さえも大声を出して驚いた！



「は？はあ？美羽さんが…そんなことを？」


「え？鍛えるって…和歌子が？」



「三ノ輪…マジかよ」



各々…ブツブツ言いながら焦り出す三人…



それを眺めながらクリスはアップルパイをもう１切れ口にする。


「ま～…彼女は鍛え応えが有りそうでワクワクするな！

無表情でストイックに鍛える姿が――――…ヒヒヒ…なんだかエロいよな？」



「は！オーナー！？和歌子…ジムに通うとか言ってたのか？」