
ドSメイドは基本普通の子
第23章 妄想2次元住人!
「流石…二次元住人は言うことがメチャクチャだね…
爪いい形してるのに…内面超歪んでない?」
綾子が自分のモデルさんに同意を求めると…彼女は困ったようにうなずいた。
「けっ!オタクを理解してくれと言いませんが――――…偏見で見るのはやめて欲しいです…
あなた方だって自分の趣味を100%他人に理解されてはいないでしょ!?」
――――お?彼の言っていることも一理ある…
人の趣味をとやかく言えるほど、私たち人間は完璧ではない…
「でも!キモイから――――…慎んでって言ってるの!」
少し頭に来たのか、綾子のモデルさんが寛太君に喰って掛かった!
「///君たちギャルにキモイって言われたくないね!君たちだって――――…化粧とかケバいし気持ち悪い!」
「はあ!?キモオタに言われたくない!」
――――あ…コラコラ…
綾子が二人の言い争いにワタワタし始めた…
「コホン…続けていいかしら?」
私はこの状況を咳払いで止め、続きがしたいと二人を見つめる。
「あっ、はい――――すみません…」
「マリア様――…あっ、三ノ輪先輩…すみません…言い過ぎました…」
