ドSメイドは基本普通の子
第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?
「で――――…なんで…こいつがここで働いてんだよ…」
不機嫌そうにカウンターで可愛いピンクのイチゴミルクセーキを飲みながら宮ちゃんがキッチンを覗き呟いている。
「あっ、利宮さん!いっらっしゃいませ!相変わらず…キララちゃん全開ですね!」
「誰がキララちゃんだ!僕は魔女っ子じゃないからな!殴るぞ!」
「その、ツンデレなところもそっくりで…///クリスさん!たまんないですね!」
「yes!本当ニ!タマランデス!ハグシテ!ペロペロシタイデース!」
「ペロペロすんなよ!つ~か!クリスも馴染んでんじゃねーよ!バーカ!」
カウンターではお客様として遊びに来た宮ちゃんが、キッチンのバイトとして入ったアニメオタクの寛太君となにやらもめている。
「おい、寛太――――皿洗え~!貯まってきてるぞ!」
キッチンから大平さんの声で激が飛ぶ!
「はっ、はい!ガオガ様!」
「あ゛!?しばくぞ!」