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ドSメイドは基本普通の子

第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?


「――――制裁を…加えた?」


早島の言葉に寛太は「それです!」と、勢いよく答えた!


「リアルマリア様を守る――――…執事のセバスチャンのポジションを演じていたんでは無いでしょうか!?」


「演じてたって…どんだけアニメにのめり込んでいるんだ?」



北村の呆れた物言いに寛太は少しむきになる!



「ぼ、僕たちの世界では!【ヴァン放】は神アニメなんです!

あの世界観は!世界遺産並みの価値があります!

しかも、その神アニメのキャラがリアルでいる――――…なんて、現実とアニメの境目がぶっ壊れるほどの衝撃なんです!」



力説する寛太の迫力に北村は大きな体を縮めた!



「――――でも、セバスチャン…は…店長」


「どういう事ですか?」



寛太は少し考えて…頭をひねる…



「いや――――…今日は初めて店長を見て…“リアルセバスチャンもいるのか”って…考えが変わったのかな?って――――ほら、もし…自分をセバスチャンだと思って行動来ていたら…考えが変わるのでは?」



言われてみれば…と、早島も思った。


「もしくは――――…自分以外のセバスチャンはいらないって…大河を襲うよな?…もしかして、次はお前が襲われるんじゃないか?」



「――――だとしたら…帰り道…気を付けないと…」


「――――その前に…小太郎君が通り魔の犯人なら――――…



三ノ輪先輩……危なくないですか?」





寛太の言葉に早島と北村は勢いよくカフェを飛び出していった!




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