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ドSメイドは基本普通の子

第25章 ドSメイド最大の危機!?


「それなのに――――…最近…別のやつが盗聴しはじめて…電波が狂いだしたんですよ…性能が悪いくせに同じ場所からの電波の根絶でマリア様の行動が分からなくなって――――…最近イライラしていたんです!」



――――そ、そんな…



「毎日――――毎日…貴女の気配を電波で感じていたかってのに…邪魔するヤツ…が許せなかった!

だからかな…一線を越えてしまった――――…ダメですね…ストレスは…人をダメにする」



優しい口調だったが…とても不気味で怖かった。



尾長さんは綺麗なサラサラした髪をかきあげると…私を見つめ微笑んだ。


だが、その目は――――…


私をちゃんとは見ておらず…欲望と絶望を見ているようだった!



「や――――めて…これをほどいて…」


「取るわけないじゃないですか…マリア様暴れるでしょ?私は清楚な貴方に暴れて欲しくないんです…なるべく…そのままの…美しい姿で…いてほしいんです」



――――暴れる…確かに…解放されたとたんに逃げようともがく!


「好きな人には――――…痛い思いさせたくないですからね…

それに――――…それに…ここまで来て…めちゃくちゃにしないわけ…ないですよね?」




――――ヒッ…



私は宮ちゃんが監禁された時のことを思い出した!



宮ちゃんを監禁した男は…彼を性的に苦しめ…入院までさせた!


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