ドSメイドは基本普通の子
第25章 ドSメイド最大の危機!?
「は…マリア様…?何を?」
「///わ…私は――――…変わりたいんです…
皆と…笑顔で話がしたいし…
恋だって…したいし…
普通のことを普通にしたいんです!
無表情で困ったことは田舎ではなかったけど…憧れの都会生活では不便なことばっかり!
誤解はされるし…勝手に私の気持ちを推測される!
これではダメだって――――…思っていたんです!」
体に力は入らないけど…なんとか自分の口で…伝えた!
「///ハァハァ…ハァハァ……そんな――――…マリア様は…俗物にまみれてはいけないのですよ?
その無表情の中にある愛こそが…私を癒してくれる…
声に出さなくても…伝わる私への愛…いつも感じておりました!」
尾長さんは目を見開き私に詰め寄る!
「私は――――…お客様としてあなたと接していただけです!愛してなんかいない!」
“愛してなんかない”
そう発したとたんに――――…尾長さんのめ目付きが変わった!