ドSメイドは基本普通の子
第27章 【最終章】ドSメイドは基本普通の子
「警察だ――――!そこを動くな!」
警官が踞る尾長と私を交互に見ていい放つ!
「救急車を!痙攣が!――――切られて痙攣し始めた!」
私の声に警官は救急隊員を慌てて誘導する!
「君も――――切られてるじゃないか!」
自分も切られているとはいえ…私にはそんなことどうでもよかった!和歌子の命を救いたい一心で痛さは感じなかった!
「あいつ――――…アイツに…」
尾長を指差すと――――…警官は尾長を確保に動いた!
「彼女を救急車へ!」
救急隊が和歌子の処置をしようと、様子を見るも――――…痙攣と白目に口から泡の状態を見て眉をしかめる!
「何があったんですか?」
「取り敢えず…病院へ!」
私も和歌子と一緒に救急車に乗り込むと…一瞬――――…連行されていく尾長が見えた…
尾長は運ばれる和歌子を死んだような目で見ていた。