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「三ノ輪さんの処置――――…いたしました…貴方も…大丈夫ですか？

よろしければ…お話を…」



処置室から出てきた医者に促され――――…私は和歌子の状態を聞いた。



「まず――――…レイプは…されておりませんでした…しかし…膣口や乳房に男性の体液や精液の類いが付着しておりましたので…挿入以外の行為はされていたのかもしれません…お気の毒です…


一応…膣洗浄はしましたが…――――…妊娠の可能性も視野に入れて…今後検査します。


それと、薬ですが――――海外の強目の媚薬を…後頭部を殴って気絶させている間に飲ませたのでしょう…


三ノ輪さんの体に合っていなかったため…拒絶反応を示していたと思われます。吐き気や目眩など…。そんな中――――…切りつけられ出血したため…ショック状態になったと考えられます。

今は状態も安定していますが――――…体の中の薬が全て出来ってしまわない限り…なんとも言えません」




先生の言葉は…続く――――…