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僕ら× 2nd.

第6章 女医候補生 --Ar

「俺のこと、信じられない?」

「信じてるよ。今の侑生君を…」

そう言う花野の表情は、かげりがあって。

だよな。
元カレは、フィアンセだったんだから。
結婚の約束をしてたはずだから…。

「未来の俺も花野を好きだよ。俺、花野にずっと好きでいてもらえるように頑張るから」

「嬉しい。私も努力します」

ニコッと彼女に笑みが浮かび、俺はホッと安堵する。
だけど。

「花野はこれ以上いい女になっちゃダメ。他の男が狙ってくる」

まだまだ男社会のその中に、大切な彼女を投じるのは迷いがある。
苦楽をともにする同僚とか、手際のいい先パイとか、驚異でしかねぇよ。

「花野、絶対だからな?やっぱ頼れる医者同士がいい、とか言うなよ?俺、そいつのこと切り裂くかもしんねぇ」

彼女に軽く釘をさす。
実際にそうなったら、俺は。
誇れる職業のその男に、俺は…。
しっぽを巻いて逃げるなんて、絶対にしねぇからな!

俺の言葉を冗談だと思っている花野は、微笑む。

「ふふ。侑生君だって、優しい看護師さんの方がよかったなんて言わないでね?」

看護師?
いいよなぁ…制服って。

「言わねぇけど、ナース服は着てみてほしー。俺、そんな花野に看病されたら、毎日熱出すー」

白いナースのワンピース…中央のファスナーをジッと下ろすと、プリプリのおっぱいが現れてー。

「あれ?ノーブラ?」

「だってぇ、私は侑生君だけのナースだもんっ」

俺のをホクホクふわふわの谷間に挟んで、しごきだす花野。
生脚が伸びるミニ丈の裾は、ちょっと覗けば…。

想像して、俺の出番?とムスコが持ち上がる。
それには気づかずに、身体を起こした彼女は俺を軽く睨む。

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