僕ら× 2nd.
第12章 IF --Khs,Ar,Shu,R
「彼女の家にカメラを仕込んだんですか?回収方法は無線ですか?他の誰かに見られたらどうするんですかっ?」
目をむいて食いかかるリースに、アルも似たような表情でこたえる。
「ああ?俺のPCだぞ?そんじょそこらのハッカーじゃ突破できねぇよ。てか、何だよ?これはお前らサイドの伊織がやりだしたことだぞ?俺は彼女の兄貴から同意を得てるんだぞ?」
…伊織も和波さんも、アルがモニターを見ながら変態ちっくに妄想するとは思わなかったろうよ。
「え……?」
表情から険しさが抜け、視線を一瞬さまよわせた末に、若干怖々といった感じでリースは尋ねた。
「この画面、私が見ても差し支えありませんか?」
「別に構わねぇよ」
そして、抱え込んでいたPCを机に置いたリースは、先ほどまでアルが見ていたデータを開いて大きく息を吐く。
「変に勘ぐってしまって、申し訳ございません」
「おう」
短くうなづいたアルは、再びPC正面に陣取って、懲りずに一点を見つめだした。
目をむいて食いかかるリースに、アルも似たような表情でこたえる。
「ああ?俺のPCだぞ?そんじょそこらのハッカーじゃ突破できねぇよ。てか、何だよ?これはお前らサイドの伊織がやりだしたことだぞ?俺は彼女の兄貴から同意を得てるんだぞ?」
…伊織も和波さんも、アルがモニターを見ながら変態ちっくに妄想するとは思わなかったろうよ。
「え……?」
表情から険しさが抜け、視線を一瞬さまよわせた末に、若干怖々といった感じでリースは尋ねた。
「この画面、私が見ても差し支えありませんか?」
「別に構わねぇよ」
そして、抱え込んでいたPCを机に置いたリースは、先ほどまでアルが見ていたデータを開いて大きく息を吐く。
「変に勘ぐってしまって、申し訳ございません」
「おう」
短くうなづいたアルは、再びPC正面に陣取って、懲りずに一点を見つめだした。