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僕ら× 2nd.

第12章 IF --Khs,Ar,Shu,R

アルが何をしているかというと、ノートPCに向かってニタニタ、ニタニタ。。

「ふふ。今日は水色だろー?俺、そんな予感がするんだー」

またもアルが呟くと、リースは明らかに顔をこわばらせた。

「柊兄。アル兄は、何を…」

と、リースが尋ねるそばから、ぶつぶつ言う。

「さて、どこから洗おうかなぁ?右手、左手、そして、、ぅふっ」

…リースの瞳に怒りの色が走るのを見ながら、俺はこたえた。

「何って、のぞき?」

と言っていいのだろうか?
アルが眺めているのは、宮石家の見取図上…脱衣室から浴室に浮かぶ一点なんだけど。

自分が消されるかもという話題には冷静を見せていたリースなのに、今になって、どうしてこんなに動揺してるんだ?

「っ、失礼します!」

と、いきなりつかつかと進んできたリースは、アルのPCをふんだくった。

「何すんだよっ?」

すかさずアルも、取りかえそうと立ち上がる。

「こんなこと、するなんてっ!アル兄っ、、見損ないます!」

「はあ?俺のPCだ、返せっ!ダメだ!絶対に落とすなっ!」

こうなったら、俺もアルを手伝えばいいのかもしれないが、低姿勢だったリースの豹変ぶりがあまりに奇怪だったので、オブザーバーになってみた。

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