僕ら× 2nd.
第13章 ソーウ" キ プ 1 --Ar,Shu
翌朝、俺と柊は支度して、その会場に向かった。
海を臨む白亜のホテル、その玄関で足を止める。
脇のコルクボードに貼られていたのは、花火大会のポスター。
花野との花火、、よかったなぁ。
今度は、もっとくっついて抱き締めて。
「侑生君、花火が見えないじゃない」
なんて言われながら、キスするんだ。
柔らかい唇に身体、ずっと堪能していたい。
だから俺は、彼女の瞳に映る花火を見ながら、口づけを繰り返して、胸に手を押しつけて。
だけど、感じ始めた彼女の顔、誰にも見せたくねぇ。
だんだんと熱くなる吐息も聞かせたくねぇ。
となると、クルマに戻ってそこで?なんて。
いつかはやってみたいんだけどなぁ。
花火のその夜は、こんなホテルに部屋をとって、明かりを消して、ふたりきりで花火を。
俺の手が彼女の服をほどくと、闇に浮かぶ白い肢体。
花火に照らされて、色づいていく。
窓際に立たせて恥ずかしがる彼女に、俺はきっと…夢中になるだろうな。
「花野は花火を見てなよ」
とか言いながら。
その間はずっと彼女を撫でて、舐めて。
「花野、……」
どんな料理よりもどんな花火よりも、花野がいちばん、美味しくてキレイ。。
そして、彼女が呼ぶ。
「…アル」
アル?違うだろ?
侑生って呼んでって話しただろ?
なのに、次に聞こえる呼び声も。
「アル」
「だから、侑生だって……!」
キッと、声のほうへ顔を向けた。
俺の甘い夢がいっきにさめていく。
「湯?まあ俺も、ここの展望大浴場には入りてぇけどな。それは、パーティーのあとだ。さ、行くぞ」
柊に促されて現実に戻った。
海を臨む白亜のホテル、その玄関で足を止める。
脇のコルクボードに貼られていたのは、花火大会のポスター。
花野との花火、、よかったなぁ。
今度は、もっとくっついて抱き締めて。
「侑生君、花火が見えないじゃない」
なんて言われながら、キスするんだ。
柔らかい唇に身体、ずっと堪能していたい。
だから俺は、彼女の瞳に映る花火を見ながら、口づけを繰り返して、胸に手を押しつけて。
だけど、感じ始めた彼女の顔、誰にも見せたくねぇ。
だんだんと熱くなる吐息も聞かせたくねぇ。
となると、クルマに戻ってそこで?なんて。
いつかはやってみたいんだけどなぁ。
花火のその夜は、こんなホテルに部屋をとって、明かりを消して、ふたりきりで花火を。
俺の手が彼女の服をほどくと、闇に浮かぶ白い肢体。
花火に照らされて、色づいていく。
窓際に立たせて恥ずかしがる彼女に、俺はきっと…夢中になるだろうな。
「花野は花火を見てなよ」
とか言いながら。
その間はずっと彼女を撫でて、舐めて。
「花野、……」
どんな料理よりもどんな花火よりも、花野がいちばん、美味しくてキレイ。。
そして、彼女が呼ぶ。
「…アル」
アル?違うだろ?
侑生って呼んでって話しただろ?
なのに、次に聞こえる呼び声も。
「アル」
「だから、侑生だって……!」
キッと、声のほうへ顔を向けた。
俺の甘い夢がいっきにさめていく。
「湯?まあ俺も、ここの展望大浴場には入りてぇけどな。それは、パーティーのあとだ。さ、行くぞ」
柊に促されて現実に戻った。