二人のキセキの物語 MN
第65章 背中合わせの二人11 潤
精一杯首をひねってもカズの表情は見えない
背中合わせのまま 焦って後ろ手で支える俺に
「じゅん・・・・・・」
「うん?どうした?大丈夫?」
「・・・・・・眠い・・・・・・」
「え?」
「俺の体内時計では もう朝・・てか昼前だから・・・」
「飛行機の中 寝て来なかったのか?」
「・・・潤に会えると思ったらドキドキして眠れなかったよ・・・」
「・・・・・・///」
「もう限界・・・ちょっと寝かせて・・・」
「へ?ちょっ、マンション目の前だから ・・あ、カズ?え?」
「ちょっとだけ・・・・・・」
「・・・・・・嘘だろ・・・」