二人のキセキの物語 MN
第65章 背中合わせの二人11 潤
背中にかかる体重がずっしりと重くなり
カズが眠ってしまった事がわかる
夏だからまだ良いけど
コレ 冬だったら凍死もんだぞ
てゆーか、
てゆーか、
ホントにマンション目の前なんだけど
それに 久しぶりに会えたんだから
アンナコトやソンナコトも
色々色々色々色々堪能するつもりだったのになぁ・・・
そんな俺の思いをよそに
カズはすーすーと寝息を立てて眠り続け
俺は
あぁ、どうせなら この体勢じゃなく
ちゃんとカズを抱きしめたいのに・・・
なんて思いながら
背中合わせのまま ずっとカズを支え続けた
END
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