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二人のキセキの物語 MN

第66章 再会の二人1 翔



そんな中 
智くんと再会したのは3年前

コーナーを任されたニュース番組での取材の一環


あの日の苦い思い出が ゆっくりと記憶の底に沈んで行っても
智くんの印象だけは鮮烈に覚えてる

あの人ののびやかな歌声
あの人の軽やかなジャンプとステップ
ただリズムを刻みながら身体を揺らすだけでも
その存在感は特別で


智くんは輝いてた
眩しい程に 輝いていたから


そしてそれは今も変わらない
いや、あの頃よりもっと輝きを増した気さえする





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