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二人のキセキの物語 MN

第72章 再会の二人7 翔


7-1

「じゃあまたね」


ドアを閉めきるまで 笑顔を崩さなかった

最後の1mm、
智くんが見えなくなるまで目を見て手を振る俺

のんびりしてるように見えて 
実は空気を読むことに長けてる智くんは
ちょっとでも俺がいつもと違う素振りをしたら
きっとすぐに気づいてしまうと思うから


内心歯を食いしばる想いで
頑張って笑顔を作り続けた




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