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二人のキセキの物語 MN

第72章 再会の二人7 翔



「翔ちゃん」
「ん?」

「俺に黙って、どこかへ行ったりしないでね?」
「え・・・」

「さっき もしかして翔ちゃんと二度と会えなくなるかもしれない、って思ったら
すごく怖くなったんだ」
「智くん・・・」

「そしたら・・・翔ちゃんに伝えたい言葉がある、って気持ちが抑えられなくなった。
一生言わないつもりで居たけど、やっぱり、やっぱり、言わなくちゃ、って。
あんな風に後悔する日々はもう嫌だから」
「智くん・・・」

「・・・俺の話・・聞いてくれる?」
「・・・うん」





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