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二人のキセキの物語 MN

第12章 出逢いの二人12 ニノ



「お前らに何があったのか 知らんし、訊くつもりも無い。
が、それを現場に持ち込むようじゃ プロ失格だ。
休憩の間に話し合ってもいいし 何も話さなくてもいい。
只、午後からもこんな芝居しか出来ないなら今日は解散だ。いいな」

「ハイ・・」
「わかりました・・」




二人取り残され、立ち尽くす

先に口を開いたのは潤くんだ


「ちょっと・・・話したいんだけど・・」
「・・うん・・」


弁当を持ってついて行った先は 潤くんの楽屋
それでも、すぐ隣や真正面に座る気にはなれず
長テーブルの端と端
斜めに向かい合って食べる事にした




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