テキストサイズ

二人のキセキの物語 MN

第12章 出逢いの二人12 ニノ


12-3

話したい、と言った割には 潤くんは無言のまま
俺の方からも 何と言って良いのかわからずに項垂れてると

暫くして 潤くんがお茶を飲み、割りばしを手に取った
だけど、箸を割っただけで 小さくため息を吐き、また箸を置く


「ごめん」
「・・・・・・」

「昨日はどうかしてた。あんな卑劣な事言って、許して貰えないかも知れないけど
ホントにあんなこと考えてないよ。昨日の自分をぶん殴りたい、て言うか
ニノが許してくれるなら俺のこと殴っていいから・・・」
「・・・・・・」

「・・・無理、かな・・・」
「・・・俺・・・」

「・・・・・・」
「俺・・カラダ使って、仕事獲ったりしてないから」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ