二人のキセキの物語 MN
第12章 出逢いの二人12 ニノ
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話したい、と言った割には 潤くんは無言のまま
俺の方からも 何と言って良いのかわからずに項垂れてると
暫くして 潤くんがお茶を飲み、割りばしを手に取った
だけど、箸を割っただけで 小さくため息を吐き、また箸を置く
「ごめん」
「・・・・・・」
「昨日はどうかしてた。あんな卑劣な事言って、許して貰えないかも知れないけど
ホントにあんなこと考えてないよ。昨日の自分をぶん殴りたい、て言うか
ニノが許してくれるなら俺のこと殴っていいから・・・」
「・・・・・・」
「・・・無理、かな・・・」
「・・・俺・・・」
「・・・・・・」
「俺・・カラダ使って、仕事獲ったりしてないから」