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二人のキセキの物語 MN

第14章 出逢いの二人14 ニノ



潤くん、気を悪くしてないかな、ってチラ見すると
項垂れて 頭をがりがり掻いてる横顔


「ごめん、俺ちょっと調子のっちゃったかな・・・」
「え?何で?俺、そんな風に思ってないよ?」

「だって・・昨日あんなことしておいて・・無神経だよな、ホントごめん・・」
「あ・・・あれ、は・・・別に・・・・・・」


今度は、潤くんに言われるまで そんな事忘れてた自分に驚く

そうだった
昨日はあんなことされて 本気で怒って、傷ついてたはずなのに
今日の俺、そんなこともうすっかり忘れて
こうしてのこのこ家までついて来ちゃって・・・


我ながら無防備すぎる、ってか脇が甘いっていうか・・・

潤くんにも、やっぱりコイツは緩すぎる、
なんて思われたらどうしよう




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