二人のキセキの物語 MN
第15章 出逢いの二人15 潤くん
思いがけない乱入者だったけど
3人だとぽんぽん会話が弾むのを発見
ニノはそんなに口数多い方じゃないから
もしも二人きりだったら ふとした拍子に
言葉に詰まって沈黙が訪れる、なんて事になってたかも知れない
その点、やっぱり雅紀がいると場が明るくなる
コイツは天性のムードメーカーだな、と
密かに感謝しつつ目をやると
いつの間にか 静かになってた雅紀は
ずるずるソファーに沈み込んで
カクンカクンと舟を漕いでる
「お前なー・・・仕方ない、このままここに寝かそう」
ニノにも手を貸して貰って 頭の下に枕をあてがい
ブランケットを掛けたけど