二人のキセキの物語 MN
第17章 親友の二人1 潤くん
俺はまだまだ いちいち感情的になりやすい、って言うか
どの仕事にも全力で臨み過ぎるきらいがある
それは自分でもわかってんだ
「それが松潤のいいところじゃない」
なんて雅紀は言ってくれるし
自分でも、真面目で全力ってのが長所のつもりでいたけど
もしかしたらいつでもそれが最良、ってわけじゃ
無いのかも知れないな
この仕事を初めて何年も経つのに
今初めてそんな風に感じるんだ
いい意味で、
そして もしかしたら ほんの少しだけ悪い意味でも
やっぱりニノと俺は 色々と違うみたいだ