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二人のキセキの物語 MN

第20章 親友の二人4 ニノ



≪ まさか・・・でも、それ怖いな~、気を付ける。ありがと ≫

おやすみのスタンプを送りあい、トークを終えたけど
それからは 電車に乗る時はキャップとマスク
それからイヤホンを小型のヘッドホンに変えて
外界はシャットアウトのポーズ
もしも気づかれたとしても 話しかけにくい雰囲気を出すようにしてる


作戦が功を奏したのか、それから数回電車に乗ったけど
話しかけられることは無かった


今日も大丈夫みたいだな、と 思いながら
荻窪を過ぎたところで ふと顔を上げると
すぐ近くに女子高生の二人連れが居て
俺のことを凝視してるのに気が付いた





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