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二人のキセキの物語 MN

第20章 親友の二人4 ニノ



「俺は 別に・・・報告しただけだから」
「あ・・そう。じゃあ 俺も特に用事無いけど」

「・・・・・・」
「・・・・・・」


我慢比べのように沈黙が続き 

「じゃあな」

突然 ぶつっと通話が切れた


・・・何なんだよ
そりゃぁ LINEに気づかなくて一晩放置したのは
俺が悪かったけど
そこまで機嫌悪くなるような事じゃないだろ

急ぎの用件なら電話して来ればいいんだし
そうじゃないなら
こんな態度取られる意味がわからない


はぁ・・・
やっぱり 俺と潤くんは 気が合わないのかな
時々潤くんの事がわからなくなる

同じ芸能関係の仕事をしてて、トシだってタメなのに
見てる方向は真逆 

あっちとこっち、まるで 背中合わせで
反対の方向を向いてるみたいに 感じる時があるんだ




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