テキストサイズ

二人のキセキの物語 MN

第20章 親友の二人4 ニノ



「・・・・・・」
「・・・・・・」

俺が黙ってると 潤くんも何も言わない

気詰まりな数秒の後
潤くんがまたも不機嫌そうな声を出す

「・・・あのさぁ、何か話があるんじゃねぇの?」
「それは・・・、そっちがLINEくれたのに返事できなかったから
話した方が早いかな、って思っただけで・・・」


自慢するわけじゃないけど 
俺はあんまり他人に対して不機嫌なとこ見せたりしない
平和を愛するA型気質って言うか
今後の仕事上の付き合いを考えると 
自分の感情より円滑な人間関係を優先させるって言うか

それが 今は自分でも驚くほどムッとした声を出しちゃって、
当然ながらそれは潤くんにも伝わったみたいだ




ストーリーメニュー

TOPTOPへ