二人のキセキの物語 MN
第21章 親友の二人5 潤くん
「もうダメだ・・・きっと嫌われた・・・」
ぐずぐずとベッドの中で思い悩み、ごろごろ転げまわる
“ そんなことしてる暇があるなら とっとと謝れよ ”
って、理性は呆れかえってるんだけど
そんな簡単に物事が進められたら苦労はしない、っての
大体、ホントに家でゲームしてたかどうかなんて わかんない
実は 監督の家に居た、なんて事だってあり得るんだから
俺が謝らなくちゃいけない前提ってのは
ちょっとおかしいよな
そんな風に一縷の望みにしがみついてた俺は
その後 電話をしてきた雅紀の一言で
あえなくノックダウンされてしまう