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二人のキセキの物語 MN

第24章 親友の二人8 ニノ


8-3

「ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした」

病院から直行して来たんだろう
まだメイクもしてない美玲ちゃんは
顔色も悪く いつもより幼く見えた

もう大丈夫なの?とか
無理しないでよ?とか
みんなが口々に具合を尋ねる中
潤くんが ぐっと近寄ってその額に手を当てる


「まだ 熱いな、無理すんなよ?」
「あ、松本さん。うん、すみません。ちゃんとやれるから」

「よし、お前の好きなプリン買ってあるからな、頑張れよ」
「ホント?ありがとう!」





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