無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

二人の仲睦まじい様子は　恋人同士というより
仲のいい先輩後輩か　兄妹のような雰囲気だ

でも、その距離は　これまで見て来たどの共演者より近い
仕事の場だから　あまり馴れ馴れしくしない様に
気を付けてるだけで　ほんとはやっぱり・・・


・・・なんて、ごちゃごちゃ考えても仕方ない
頭をぶるっと振って　俺も二人に近づいて行った


「美玲ちゃん大丈夫？ホント無理しないでね」
「あ、二宮さん、すみません、大丈夫です。じゃあ支度してきますね」

細い腕でガッツポーズを作る様子はちょっと痛々しいけど
頑張り屋でいい子だな、と思った

この子が彼女なら　きっと潤くんは幸せだ
親友が幸せなら　俺も嬉しいんだ、と
自分に言い聞かせる