二人のキセキの物語 MN
第25章 親友の二人9 潤くん
「まだ遅くないし 僕たちは電車でいいです」
「僕もコイツと一緒に帰るんで大丈夫です。今日はご馳走様でした」
今日居たメンバーは若手ばかりで
俺とニノが一番上
他はみんな18とか19だったから
飯代は俺とニノで折半した
タクシー代も先輩の務めだろう、と思ったけど
男二人は 爽やかに駅へと向かって歩いて行く
「じゃあ・・どうする?車止めちゃったし、俺らで乗って行こうか。
あ、でももしかしてニノ今日も電車で帰るつもり?」
「あ・・・最近なるべく電車乗るの止めてるから タクシーでいいよ。
潤くん先に降りて、その後俺乗って行くから一緒に帰ろう」
「へぇ・・・じゃあそうしようか・・・」