二人のキセキの物語 MN
第3章 出逢いの二人3 潤くん
「遅くなってごめん」
ラインが綺麗なバンドカラーの白シャツは
良く見ると織模様が入っていて 細部に凝った作りになってる
それがニノによく似合っていて
さすが、と感心させられた
雅紀も目を輝かせて 椅子から立ち上がる
「あの、あの、初めまして。俺 松潤の友達で、相葉雅紀って言います。
えっと、俺前からニノ・・二宮くんのファンで、『青の炎』は映画館に見に行って、なんてゆーか衝撃受けて・・そんで、そんで・・」
「オイ、お前テンパり過ぎ」
いきなり語り出した雅紀を肘でつつくと
ニノがくすっと笑った