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二人のキセキの物語 MN

第33章 クリスマスの二人5 潤くん



「・・・ポケットに手を入れたまま歩いちゃいけませんって学校で言われただろ
じゃあ 片方ずつ填める事にしよう」
「え?いや、俺は大丈夫だって」

「ニノがしないなら 俺もしないぞ?そしたら風邪引いて熱が出て
明日の仕事もキャンセルだ、みんなに迷惑かけちゃうだろうなぁ」
「・・・んふふ・・・何それ・・・」

「だからお兄さんのいう事聞きなさい、ほら」
「・・・はぁい お父さん」

「お兄さんだって言ってんだろ」
「だって 潤くんはお兄さんじゃないもん、俺より弟だもん」

「2ヶ月ちょっとなんて変わんねーよ!」


年下扱いはプライドが許さない
思わず大きな声を出しちゃったけど
ニノは さっさと手袋の右手だけ填めて知らん顔だ




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