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二人のキセキの物語 MN

第35章 クリスマスの二人7 潤くん


7-2

その後も雪は降り続け
目黒区に入る頃には道路が白くなり始めた

隣でニノも不安そうにしてる

「あの・・・」
「大丈夫だって。もうすぐウチ着くから。
でも、このまま降るようだと 吉祥寺まで行くのは無理かも知んないな。
そしたらウチ泊まってけばいいよな?」

「えっ?・・・な、何言ってんの?無理無理無理無理・・・」
「何で?明日の朝、早いの?」

「そんな事も無いけど・・・いや、そーゆー事じゃなくて。
あの、どっかで落としてくれれば俺電車で帰るから」
「この雪じゃすぐに電車も止まるって」

「じゃあタクシー拾う」
「こんな日に 簡単にタクシー捕まるワケ無いだろ。
・・・いいよ、家まで送ってくから」




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