二人のキセキの物語 MN
第35章 クリスマスの二人7 潤くん
「寒いね・・・ちょっと待ってて」
エアコンとファンヒーター、Wで温めてくれた部屋の中は
すぐに快適温度になった
「コーヒーでいい?それとも もう今日は運転しないならちょっと呑む?」
「あ・・・そうだな、いい?」
「いいよ、貰いもののワインあるから 開けようか」
「・・・ありがとう」
ニノが用意してくれてる間に 雅紀に電話をするけど
全然出ない
「まさかまだ仕事してるって事は無いだろうから、・・・風呂でも入ってんのかな」
ぼそっと呟くと
「通じないの?」
「うん・・ま、電話欲しいって入れとくよ」