二人のキセキの物語 MN
第37章 クリスマスの二人9 潤くん
「朝ご飯食べるよね?あ~、でも冷蔵庫にロクなもん無いなぁ
コンビニ行って何か買ってこようかな」
「どれ、中見て良い?」
ニノんちの冷蔵庫はがらんとしてて
ビールと水の他は 卵と牛乳、バターぐらいしか入ってない
チルド室は、と開けてみるとこっちもがらがら
ウインナーソーセージが一袋だけ
「ほんっとに自炊しないんだな」
「・・・ごめん・・」
「謝る事無いけど・・・あ、冷凍庫にパンがあるじゃん」
「あ、それ・・前に母さんが作ってくれたんだけど
一斤貰ってもなかなか食べられなくて・・
そう言ったら適当に切って冷凍しておくように言われたから」
「4枚切りくらいの厚さあるし、しかもちょうど3枚。
よし、これでフレンチトースト作ってやるよ」
「え、マジ?オシャレだなぁ・・・潤くんホントすごいね」