二人のキセキの物語 MN
第38章 始まりの二人1 潤くん
神に誓って言うけど
スマホを忘れたのはわざとじゃない!
ニノんちで充電させてもらってて、そのまま置いて来ちゃったんだ
だけど、だけど、俺GJ!
そんで、ここまで来てくれるって事は
もしかしたら ニノの方も
俺に話したいことが、
伝えたいことが
あるって事なんじゃねぇの?
顕嵐の事はすっかりそっちのけで
鏡に向かって、髪型おかしくないかな、なんて
ウキウキとチェックする俺
飛びついて開けるような真似は止めよう、と
自分に言い聞かせ、玄関インターホンが鳴った後
ゆっくり10数えてから
「どうぞ」
ニノを招き入れた
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