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二人のキセキの物語 MN

第47章 始まりの二人10 ニノ



「ニノ、まだ髪濡れてるじゃん」
「え・・・あ、俺いつもこんな感じなんだけど」

「ダメだよ、ちゃんと乾かさないと風邪引く、ドライヤー貸して?」
「・・・うん・・・」


自分でやるよ、って言ったんだけど
潤くんは俺を座らせて、片手で髪を梳きながら
丁寧にドライヤーをかけてくれる

それがすっごく気持ち良くて
子供の頃 母さんに同じようにしてもらった事を思い出し
目を閉じてうっとりしてしまう・・

なんて言ったら 子供みたいかな





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