二人のキセキの物語 MN
第6章 出逢いの二人6 ニノ
「そうかな・・あ、こっち座って?」
主にゲームコーナーにしてるTVの前の小さなテーブルに
今買って来たものを並べつつ
まーくんに二人掛けのソファーを勧め、
自分は床にクッションを敷いて座ろうとしたんだけど
「ん?どうしてソッチ座るの?ここ空いてるよ?」
「・・・狭くない?」
「だぁいじょーぶだよ、そんな離れたら寂しいじゃん。ココおいで?」
座面をポンポン叩いて笑う姿は
ずっと前からの友達みたいで
この人と居ると警戒心とか全然湧かないんだよね
きっと子供や動物に好かれるタイプだな、と思いながら
肩がくっつきそうな距離に並んで座った