二人のキセキの物語 MN
第6章 出逢いの二人6 ニノ
体温を感じるような距離
これが 友達の距離なのかな
「ね?大丈夫でしょ?」
「・・・だね」
間近で見るまーくんの笑顔につられて
俺も気分が上がる
「ニノが今一番ハマってんのはどれ?」
「あ、最近はこれが面白くて・・・」
「あっ、コレ!やってみたいと思ってたんだ!ね、ちょっとやってみてもいい?」
「うん、勿論」
少し前に出たRPGを手に取るまーくんの目がキラキラしてる
俺の友達、まーくん
いい友達になれるかな
なれるといいな
そんな想いを込めて コントローラーを手渡した