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二人のキセキの物語 MN

第57章 背中合わせの二人3 カズ



それよりも、本当に倒産する、って事態になったら
え、俺達の給料ってちゃんと出るの?って事も心配だし
その後の手続きの煩雑さとかを考えて
これから大変かも・・という現実的な感想が先に浮かぶ


こういう時 もしかして俺には 
人として何か大切なものが欠けてるのかなぁ・・・、
って思うし

俺が悲しんでるに違いないって思って
ごく自然に俺を思いやる言葉を口にする潤の
俺には無い 真っ直ぐさみたいなものが眩しすぎて
ちょっと目を伏せたくなるんだ





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