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二人のキセキの物語 MN

第62章 背中合わせの二人8 潤



「今日 カズの誕生日だけど 何もしてやれないから 
せめておめでとうだけでも言おうと思って」
「あ・・・ありがとう、覚えててくれたんだ?」

「当たり前だろ、ホントはちゃんとお祝いしたいんだけど、それは帰ってからな」
「うん、ありがとう。楽しみにしてる」

「元気?撮影は順調?」
「うん、ただ特撮とかCGとか多くて。知らなかったけど、
そう言う撮影って意外と面倒なんだね、結構時間かかるみたい」

「そうなんだ・・じゃあまだまだ東京へは帰って来れないんだな」
「そうかも・・・早く潤に会いたいんだけど」

「今はその言葉だけで我慢しておく。だからカズも我慢して仕事しっかり頑張れよな」
「うん、頑張る。ありがと、潤」




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