二人のキセキの物語 MN
第64章 背中合わせの二人10 潤
割れんばかりの拍手
いつまでも続くスタンディングオベーションに
身体の奥の方から湧き出る感動が止まらない
それは共演者もスタッフもみんな同じ想いみたいで
今夜は呑み明かすぞ!と言う勢いで盛り上がり
日付が変わっても河岸を変え、語り合い、
また一緒に仕事をしよう、と
沢山の人と固い握手を交わした
マンションにたどり着いたのは午前3時頃
すっかり酔っぱらって それでもマンションの真ん前はマズイだろうと
少し手前でタクシーを降り、ワンブロックを歩く