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二人のキセキの物語 MN

第65章 背中合わせの二人11 潤



「だっ・・・いや・・・・ソレは・・・」


呆れる気持ちと残念な気持ち
嬉しい気持ちと誇らしい気持ち

感情は大渋滞
言いたい事も山ほどありすぎて
何から言えばいいのかわからず
漫画みたいに口をパクパクしてしまう俺


「ごめん、やっぱり怒ってるよね・・・」
「え、いや・・別に怒ってなんかいないけど」

「・・・ホントに?」


又だよ、眉毛をへなっと下げて
俺を見上げるその顔が
ご主人様の顔色を窺う柴犬みたいで
可愛くてたまんなくなるんだ




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