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青色と黄色の短編集

第22章 かわいい君を育てたい

Oside


「さとぉ…………うぅ……」

「んー?どうしたの?」

帰宅して風呂に入って水を飲んでいると、カズが後ろから抱きついてきた。深夜に帰ってきてすぐに風呂に入った俺をずっと待っていたカズ。寂しかったのか、寝られなかったらしい。

「こっちおいで。」

部屋の証明を暗めにしてソファーに腰かけると、カズがこちらを向くようにもたれかかる。片手で胸板を確かめるようにまさぐるカズ。

「…ん………おっぱぃ……」

「ふふ。ちょっと待ってな」

着ていたバスローブの紐を緩め、裾から肩を抜く。カズは顕になる俺の胸元に頬を擦り寄せ、乳首を咥えた。

「ん…………」

柔らかな唇を押し当てて、歯で乳首を甘噛みするカズ。舌はあまり見せないが、乳輪の辺りからまんべんなく舐めている。

ピチャ……ピチャッ…………

もう片方には小さな手が添えられる。全体を触り、乳首をいじるのがいつもの決まり。カズの肩からブランケットをかけて、ぎゅっと抱きしめる。頭を撫でながら背中をトントンしてあげるのもいつもの流れ。

「よしよし、寂しくて眠れなかったか…」

カズは俺のおっぱいがないと眠れない。甘えたい時以外でも、不安になったり怖くなったりするとすぐに俺にくっついてきて胸を触って合図してくる。落ち着かないときは1時間くらい舐めていることもある。

チュパッ……チュパチュパ……

「こっち側もいいよ」

「んっ…………」

夢中で俺の乳首を吸っているカズ。何も出てこないのに、咥えてるだけで安心するらしい。目がとろんとしてきて、そろそろ眠れるかな。

カズをベッドに運ぶためにそーっと体制を変える。軽い体をお姫様抱っこして寝室へ向かった。

「……ふぇ…………(泣)」

「あっ、起きちゃったか」

ベッドに下ろし、リビングからスマホをとって戻ってくるとすやすや眠っていたカズがぐずり始める。

「やぁ…っ……さとぉ……(泣)」

「ごめんごめん」

「ふぇ〜ん……さとぉ…っ……おっぱい……(泣)」

「ん、おっぱいね、どうぞ」

カズの横に寝そべり胸を差し出すと、カズは俺の乳首をしゃぶり始めた。

チュパチュパッ……

「いい子いい子、大丈夫だよ」

「……んぅ…………」

「どこにも行かないからね」

そう言って宥め、小さな体をそっと抱きしめた。



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