子供じゃない…上司に大人にされ溺愛されてます
第7章 愛され過ぎて
体中が激しく痙攣して、あっという間にイってしまい、
あたしの足先がぴんと伸びてしまう。
「…はっ…あっ…、…はぁっ…ん…っ」
あたしのあそこから、顔を離す桐生、満足そうな嬉しそうな表情に、
ムッとした。
……震えてるの、止まらない…っ、
「…続きはお見合いの後にしましょう、今度の日曜日、楽しみにしてますからね?」
そう言って、軽く唇にキスをして、何事もなかったような、涼しい顔で、
あっさりと会社を出て行く。
残されたあたしは、オフィスで一人、ぽつんと残されて、
腹が立って床を思い切り、叩いてしまった。
こんな状態のあたしを残して、先に帰るなんて、なに考えてるのっ?
イライラしながら会社を出て、家へと向かって、街中でピタリと足を止めた。
……麻生のこと、すっかり忘れて、涙なんかも引っ込んでいた。
変わりにあたしの頭の中は、桐生のことで頭がいっぱいだと気付いて、
自分でも驚いた。
……あんなこと、されたから?
あたしってば、本当に欲求不満なんじゃないのかしら?