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子供じゃない…上司に大人にされ溺愛されてます

第3章 頭の中から離れない




トイレからすぐの場所に、資料室がある。

その前を通るとすぐにドアが開き、涼くんに手を引かれた。

資料室へと引っ張られて、ピシャリとドアが閉まる。

「……そんな顔して、トイレでなにしてた?顔、まだ熱いぞ?」

資料室に入ってすぐの壁に、体を押し付けられて、

また、頬に手を乗せられた。

「……んっ、何も…な…んで?」

「顔、触っただけで、甘い声、上げてんじゃねぇよ?」

「……違うの、これは……っ」


その時だった。

ばんっ、

資料室のドアが開き、誠也さんが現れた。


「……森下さん?探してたんだけど、営業部長と何か?」

にっこり笑顔で涼くんに声をかける誠也さん。

涼くんの体があたしからスッと離れていく。

「いや、何でもねぇよ?じゃあな、森下さん」

いつものように、髪を撫でて、資料室を出て行く涼くん。

撫でられて、ぴくりと反応してしまう。

涼くんが出て行った瞬間、資料室の鍵を閉める誠也さん。


「さっき会った時に、様子がおかしいって思っていたら……」

ふうっ、

ため息をついて、ネクタイを外す誠也さん。

「誠也さん?どうして……?」

「そんな顔してうろちょろされると、仕事にならないだろう、おいで、愛莉……」

スーツの上着を脱いで、あたしの体を抱き上げて、テーブルの上に乗せられた。

「ま…さか、ここで?会社で…そんなっ」

あたしの胸元のボタンを外されて、驚いて胸元の布を寄せた。

「……ずっと我慢してたんだよね?もう我慢出来なくなってるんだろう?そんな顔して、悪い虫がついても大変だからね?」

外したネクタイで、あたしの両手首をひとつにまとめて結ばれる。

「やっ、誠也さん、どうして手を…っ」

ぎゅっと抱きしめられて、唇を塞がられる。

舌が絡められて、きつく吸われた。

「んっ…んんっ!」

舌が…痛い。

「お仕置きだよ、もう少し遅かったら、どうなっていたか、目が離せなくて困るね?」

資料室は薄暗くて、

誰もいなくて静かだけど。

廊下からは時折社員の声が聞こえるのに。


テーブルの上に横にされて、両手首を縛られて、パンツを下ろされた。

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