子供じゃない…上司に大人にされ溺愛されてます
第4章 熱くなる体
スマホのラインの着信音がして、ベッドから起きてケータイを探す。
……涼くんの姿はない。
やっぱり合鍵持ってたんだ、
部屋の鍵はちゃんとかかっているし。
いつの間にか眠ってしまっていた。
夢を見ていたような気がする。
ケータイを見ると、ラインメッセージには、誠也さんの文章があった。
『今日は会社であんなことして、ごめん、残業でこれからも忙しくなるけど、愛莉に会いたい』
『ちゃんといい子にしてるんだよ?明日また、会えるのを楽しみにしている』
返信をして、ベッドにまた入った。
誠也さん。
また、明日。
睡魔が襲い、また目を閉じた。
スマホのメッセージには、涼くんのものも入っていた。
『今日は悪かった、お前は本当に真木の事が好きなの?』
『俺は今のお前となら、付き合ってもいいと思ってる、約束しただろう?大人になったら付き合うって。
もし、真木に流されてるだけなら、そんなことやめて、俺にしろよ?
また、明日話しよう』
あたしが涼くんのメッセージに気が付いたのは、翌日の事になる―――――。